2003年度日中共同研究報告書
「安全な国際情報社会の構築」
2003年4月〜2004年3月
山内康英(国際大学GLOCOM教授)
楊 明傑(中国現代国際関係研究院)
張 力 (中国現代国際関係研究院)
原田 泉(国際社会経済研究所主任研究員)
インターネットは1990年代の半ばから急速に発展して国際社会にグローバルな単一の情報基盤を作り出した。これと踵を接する形でコンピュータネットワークを使ったさまざまな社会的・政治的活動が始まっている。サイバーテロリズムのほか、特定の社会的集団が、その政治的主張やアジェンダを実現するために、国際社会の世論の注目を集め、外交政策に影響を与えるような活動としてテロリズムや「行動主義的な政治活動(political activism)」があり、社会集団が国際社会や外交政策に影響を与える際の活動の一環としてインターネットを利用する例も顕著に増えている。現在、常時接続、ブロードバンド化等の普及により、いっそうネットワークの安全に対する危機は、拡大し深化しており、グローバルな情報基盤の安全についての現状と問題点に関する調査研究と一般への情報提供が急務となっている。
本調査研究では、中国の現代国際関係研究院と情報社会の安全性について幅広く調査研究するとともに、こうした危機を如何に国際社会の中で最小化していくかを考察した。
