報告書「次世代情報社会における組織に関する調査研究」
2009年10月〜2010年3月
【執筆者】
井上明人(国際大学GLOCOM研究員)
庄司昌彦(国際大学GLOCOM主任研究員)
高原基彰(日本学術振興会特別研究員/国際大学GLOCOM客員研究員)
原田 泉(国際社会経済研究所 主席研究員/国際大学GLOCOM客員研究員)
山内康英(多摩大学情報社会学研究所教授)
渡辺智暁(国際大学GLOCOM研究員)
国際社会経済研究所と情報社会学会が、共同して情報社会論の基礎研究を行うため次世代情報社会研究会(次世代情報社会分科会)を設け、前年度の成果である多様な情報社会論の枠組みを基に調査研究を行った。
多様な情報社会において、個別の情報社会の性格を規定する主たる要因は、(1)技術的要因・技術合理性、(2)グローバル情報社会からの規定要因・国際競争、(3)各国民国家の持つ歴史的社会的要因・近代化との相関 という前提で、情報社会で形成される組織、組織化がこれらの要因に如何に規定されているかを研究したが、特に、米国と中国において新しい技術・サービスが、組織や組織化等にいかなる影響や新しい動向を生み出したかを調査した。またそれに加え、企業・政府・社会の相互作用とイノベーションの視点から日本、米国、中国におけるソーシャルウェアの受容と適応を考察するほか、日本での大企業におけるオープンイノベーションのあり方とネットワーク組織(エコシステム)に関し考察を加え、その成果の発表として情報社会学会と共催で公開型のシンポジウムを開催した。
