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新興国・途上国の社会課題解決に向けた情報化ニーズ - 防災・交通に関する調査研究

2014年4月~2015年3月

【執筆・担当者】

山田文明(国際社会経済研究所 主幹研究員)

佐佐木行雅(国際社会経済研究所 主任研究員)

 

新興・途上国の都市部においては急激な工業化と人口の増加が進展しているが、それに対応するインフラの整備が不十分である為に、交通問題、環境問題、住宅不足、食糧・水不足、エネルギー不足といった様々な問題が複雑に絡み合いながら発生している。

本調査研究では、今年度は、中南米の新興・途上国4ヶ国(ブラジル、チリ、メキシコ、パナマ)において、比較的短期間にコストパフォーマンスよく大量輸送を実現する手段として近年急速に導入が進むBus Rapid Transit(BRT)と環境に配慮した都市モビリティとして普及が始まったシェア自転車、及び地球温暖化による影響で近年増加している自然災害への対応(「防災」)に焦点を当て、経済・社会状況、都市情報化の状況、ICTの果たす役割などとともに、当該国の、体制、都市が実際に直面している課題、ニーズの調査、取りまとめを行った。