2005年度米国シンポジウム「知識社会へ向けて:米国の視点」
2006年3月1日 in N.Y.
今年度もニューヨークのジャパン・ソサエティーと共催にて、「知識社会へ向けて:米国の視点」に関するシンポジウムを開催しました。
1980年代以降、コーポレート・アメリカは知的財産権保護のテコ入れ、科学技術インフラへの投資、さらに産業再生産への依存から脱却して知識社会へ移行することに集中して努力してきました。同時に、バブル後の日本も10年前のような生産力の圧倒的な強さより文化面での影響力が知られるようになってきている。日本におけるコミックスやアニメ、コンピュータ・ゲーム、ソフトの製作配給等のいわゆるコンテンツ産業は13兆円規模に達しており、自動車産業の1/2、また鉄鋼産業の2倍の規模になっています。日米両国でのIT革命がこの流れを後押ししているともいえます。本シンポジウムでは、日米のご専門家にパネリストとしてご参加いただき、日本、アメリカの両国が知識社会への移行を促進することで得られる価値と経済的影響について議論していただきました。
▲ 挨拶する須田主席研究員
▲ 壇上にならぶパネリスト
▲ 会場を埋め尽くす参加者

■スピーカー
イアン・コンドリー氏 MIT助教授
ダグラス・マグレイ氏 フリーランス・ライター
コスタス・テルジディス氏 ハーバード大学大学院助教授
土屋大洋氏 慶応義塾大学大学院助教授
■モデレーター
ケン・ベルソン氏 ニューヨークタイムズ紙ビジネス・レポーター