C&C振興財団委託調査報告書
「情報オン社会と情報オフ社会I:情報文化オン社会とオフ社会 〜インターネットにおける言語と文化〜」
2004年4月〜2005年3月
【執筆者】
土屋大洋(慶應義塾大学総合政策学部助教授)
上村圭介(国際大学グローコム主席研究員)
原田 泉(国際社会経済研究所主席研究員)
遊間和子(国際社会経済研究所専任研究員)
インターネットは、世界各国に普及していく過程で、当初英語の利用を促し、「米国文化」を浸透させ、文化的多様性を狭めることになるとの見方があった。しかし、現在、多くの国では母国語によるインターネットが主流であり、本当に文化的影響が大きかったのであろうか。例えば、アラブ、南米の国々の文化は、インターネットの受容によってどのような影響を受けているのか、また、デジタル・デバイドで取り残されているといわれるアフリカ諸国は情報化によって文化的に何を獲得しようとしているのか。グローバル化の中での、言語(カナダのフランス語やInuktitut、それからEUの取り組み)、文化(ペルー、チュニジアの話)、地域主義や自前主義(タイ)を取材し、それぞれの立場から分析・考察した。
