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書籍「ITがつくる全員参加社会」出版
2007年12月25日
NTT出版より「ITがつくる全員参加社会」が出版されました。主任研究員の遊間和子が共同執筆しています。
高齢者や障害者といった、しばしば情報弱者と分類される人々も含め、みなが参加する情報社会を作っていく、そのために、情報通信機器やサービスの改良を求め、利用者教育の機会を作っていく、そんな社会政策が世界各地で動き出しています。電子政府のことをeGovernmentと表現することがある。Governmentは政府を 意味する英語で、その前のeは電子化したことを表しています。同じように、全員参加の情報社会をつくる政策をeInclusion政策が欧州を中心に活発になってきています。Inclusionは参加 とか包摂という意味です。本書では、これを全員参加社会と統一的に表現することにしました。全員参加社会を作っていくための障壁は何か、世界は、それをどう克服しようとしているのか?そんな社会政策の最新動向を提供し、社会的な理解を深めていくことが本書の目的となっています。
「ITがつくる全員参加社会 」
国際社会経済研究所 監修
山田肇 編著
小林隆/榊原直樹/関根千佳/遊間和子 著
第1章 全員参加社会とは何か
第1部 全員参加社会の理念・概念
第2章 情報化の進展と全員参加社会
第3章 全員参加社会と高齢者
第4章 全員参加社会と障害者
第5章 全員参加社会の将来ビジョン
第2部 全員参加を前提にした欧米の情報社会政策
第6章 ヨーロッパにおける多様性を前提とした情報社会への動き
第7章 アメリカにおける全員参加社会に関わる政策)
第3部 全員参加社会への多面的アプローチ
第8章 電子政府・地方政府
第9章 投票・参加
第10章 雇用、就労
第11章 教育・能力開発
第4部 提言
第12章 日本への提言
第13章 地方政府への提言
第14章 まとめ