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報告書「超高齢化時代における医療・健康・介護データの活用に関する調査研究」
2012年4月~2013年3月
- 【執筆者】
- 山田 肇(東洋大学経済学部 教授)
- 矢冨 直美(東京大学高齢社会総合研究機構 特任研究員)
- 堀池喜一郎(NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹 顧問)
- 関根 千佳(同志社大学政策学部大学院総合政策科学研究科 教授)
- 榊原 直樹(株式会社ユーディット 取締役主任研究員)
- 藤方 景子(NPO法人湘南ふじさわシニアネット 理事)
- 福地 研(国際社会経済研究所 研究主幹)
- 遊間 和子(国際社会経済研究所 主任研究員)
本調査研究のテーマである「超高齢化時代における医療・健康・介護データの活用」は、2011年度にまとめられた「高齢化の進展とスマートエイジングに関する調査研究報告書-世代を超えて住みよいまち『スマートエイジングシティ』の構築-」をベースし、スマートエイジングシティの未来像の中で描かれていた「医療・健康・介護分野におけるデータ連携」の部分に焦点をあてている。
本調査研究では、米国・カナダにおける医療・健康・介護データの活用やICTを活用した医療・健康・介護のあり方について文献調査を実施し、欧州および日本においては、先進事例の実態調査も行った。マイナンバーといった個人識別を可能するIDを活用し、EHR・EHCRに蓄積される医療・介護・健康に関わる情報は、センサー等を活用した自立生活支援AAL(Ambient Assisted Living)サービス、遠隔医療や遠隔介護サービスをさらに展開していくことにつなげることもでき、次世代の医療に生かすための疫学研究にも活用されることになる。また、医療・介護のサービスを受けずに健康を維持し、アクティブな活動をする高齢者の活動についても調査を実施し、わが国における今後の医療・健康・介護データの活用やICTを活用した医療・健康・介護のあり方について展望した。