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IISEシンポジウム「eHealthによる持続可能社会の構築」開催案内
国際社会経済研究所 アクセシビリティ研究会では、このたび下記のシンポジウムを開催いたします。
概要:
高齢化を背景に、年々増加する社会保障費は100兆円を超える状況にありますが、国の税収は歳出に対して大幅に不足しており、わが国は大きな財政赤字を抱えております。これらの社会保障費の増加に対して、早急に何らかの対応策を取る必要があり、ヘルスケア分野(健康・医療・介護)の改革は、わが国の成長にとって重要なポジションを占めております。
地域包括ケアが本格的に導入され、多様なステークホルダーが関与するヘルスケア分野の改革を進めるにあたっては、ヘルスケア分野の「見える化」を図り、エビデンスベースでの分析により、より透明性、公平性を高めることが求められることになります。そのためには、ICTを活用し、ケアの質の維持と効率性を両立させるeHealthが、今後その役割を増していくものと考えられます。
マイナンバー法改正案が成立し、限定的ではありますが、特定健診(メタボ健診)結果や予防接種の履歴情報を共有するといった部分にもマイナンバーの活用が可能となり、また、マイナンバーとは別に構築されることとなっていたヘルスケア分野の個人識別番号「医療等ID」が、マイナンバーと連携する形で運用されることが産業競争力会議で明示されるなど、eHealth推進のベースが整いつつあります。既に様々な場面で蓄積されているヘルスケア分野の情報が、個人情報保護に配慮しながらも、個人識別できる番号で連携・分析されることで、エビデンスに基づく実効性のあるPDCAサイクルを促進していくだけでなく、それらを活用した地域でのヘルスケアビジネスの拡大にも期待が高まっています。
本シンポジウムでは、高齢化が進む日本において、持続可能社会の構築のためにeHealthがどのような貢献をすべきかについて、国内・海外の先進事例の紹介も含めながらご議論いただきます。また、国際社会経済研究所に組織されましたアクセシビリティ研究会にて調査研究を行ってまいりました成果につきましてもご報告させていただきます。
日時 : 2016年3月22日(火) 14:00-17:00(13:30開場)
会場 : 日経カンファレンス&セミナールーム 大手町セミナールーム2
〒100-8066 東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6階 電話03-6256-7686
テーマ: 「eHealthによる持続可能社会の構築」
主催 : 株式会社国際社会経済研究所(IISE)・アクセシビリティ研究会
協賛 : 特定非営利活動法人情報通信政策フォーラム
要約筆記あり
スケジュール :
14:00 ご挨拶
主催者挨拶
鈴木 均
株式会社国際社会経済研究所代表取締役社長
御来賓挨拶
中川 俊直
衆議院議員(自民党厚生労働部会副部会長)
14:05 基調講演「我が国における健康長寿社会の実現に向けて」(30分)
江崎 禎英
経済産業省 商務情報政策局ヘルスケア産業課長
14:35 政策トピック「医療等IDの動向とパーソナルデータの利活用」(35分)
松本 泰
セコム株式会社IS研究所 コミュニケーションプラットフォームディビジョンマネージャー
15:10 特別講演「データヘルス計画の推進といわて健康経営宣言事業への取り組み」(35分)
松本 光一
全国健康保険協会(協会けんぽ)岩手支部長
15:45 先進事例報告①「島根県雲南市における訪問看護による地方創生『コミケア』」(20分)
川添 高志
ケアプロ株式会社代表取締役社長
16:05 先進事例報告②「柏市における地区診断タペストリーによる分析と地域活動の活性化」(20分)
矢冨 直美
東京大学高齢社会総合研究機構客員研究員
/一般社団法人セカンドライフファクトリー代表理事
16:25 海外事例報告「オランダにおけるeHealthの推進」(15分)
遊間 和子
株式会社国際社会経済研究所主幹研究員
16:40 「まとめと提言」(15分)
山田 肇
東洋大学経済学部教授/アクセシビリティ研究会主査
16:55 閉会の辞
岡田 秀一
株式会社国際社会経済研究所理事長
申込方法:
下記URLのイベント案内よりお申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/370062/
定員:90名(参加費無料)