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IISE/CICIR「サイバーセキュリティ共同研究シンポジウム」開催報告
2021年1月14日(木)14:00~17:00(中国時間:13:00~16:00)、毎年恒例の中国現代国際関係研究院との共催による2020年度サイバーセキュリティ共同研究シンポジウムが開催された。昨年2019年度の共同研究シンポジウムは2020年2月19日に東京で開催予定であったが、コロナ禍のため中止となった。
しかし、2020年度は、初めてのzoomでの開催となったが、例年と変わらず報告と内外の専門家と関係者による意欲的な意見交換が行われた。
概要は以下のとおりである。
■主 催:中国現代国際関係研究院(CICIR)・国際社会経済研究所(IISE)
■趣 旨:現在、米中対立は、デジタル経済が浸透する中、サイバー空間でのデータ獲得競争、AI開発をめぐる知的財産保護と国家支援、そして華為問題、5G問題へと広がりを見せている。一方、今後このような技術の開発の優劣が軍事力や経済力を左右すると考えられ、そこでも米中が主要なプレイヤーになっている。これまでのデジタル経済における米中両国による貿易・技術競争に加え、サイバー・フィジカルでの開発においても米中競争時代が到来しているのである。本シンポジウムでは、以上のような状況を鑑み、ポスト・トランプ、ウイズ・コロナ状況を踏まえセキュリティと国際関係が如何に変化していくか、その中で日中両国は如何にあるべきかを議論したいと考える。
■スケジュール (日本時間)
14:00
挨拶
中国現代国際関係研究 副院長 張 力
株式会社国際社会経済研究所 代表取締役社長 民長憲生
14:10~14:30
「データセンターの地経学(Geo-Economics of Data Center)」 」
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート 小宮山功一朗
14:30~14:50
「ハイテクノロジー新発展での地域協同機会」
中国現代国際関係研究院 科学技術・サイバーセキュリティ研究所 唐新華
14:50~15:10
「サイバーグレートゲーム:クリーン・ネットワークをめぐる争い」
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティチュート 土屋大洋
15:10~15:30
「サイバーガバナンスの進展と地政学による影響」
中国現代国際関係研究院 科学技術・サイバーセキュリティ研究所 李 艶
15:30~15:50
「米中新冷戦期のデジタル経済と我が国独自のネットワーキング社会の実現」
株式会社国際社会経済研究所 上席研究員 原田泉
15:50~16:10
「大国競争にまつわるサイバーセキュリティのジレンマ」
中国現代国際関係研究院 科学技術・サイバーセキュリティ研究所 唐 嵐
16:10~16:20
休憩
16:20~16:55
自由討論(フロア参加者も含め)
16:55
閉会の辞
株式会社国際社会経済研究所 代表取締役社長 民長憲生
中国現代国際関係研究院 副院長 張 力
以上